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真珠物語

真珠の歴史の数だけドラマがある

Pearl Story

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真珠の数だけドラマがある

古書イメージ
中国では紀元前2世紀頃、ペルシャで紀元前7世紀頃、ローマでは紀元前3世紀頃から真珠が用いられていたという記録があります。
世界最古の宝石ともいわれる真珠のさまざまな物語をお楽しみください。

クレオパトラのイヤリング

クレオパトラ
歴史上の人物と真珠のかかわりで有名なのは、クレオパトラのエピソード。
クレオパトラは自分が開いた宴で、あまり喜ばないアントニウスの気を引こうと酢の中へ自分のイヤリングの片方を投げ入れ、真珠が溶けると、「ローマとエジプトの繁栄のために!」と言って飲みほしました。
イヤリングは天然の黒真珠で、1対10億円もするといわれる高価なもの。
残った片方は、2つに切断されてパルテノン神殿のビーナスの耳を飾ったと伝えられています。

貝の中の奇跡

真珠貝
ミステリアスな美しさをもつ真珠は他の「貴石」とは違い、地中から産出されるのではありません。
真珠は貝の中で作られます。
真珠の形成は、貝類の中に何らかの異物(砂粒や小さな寄生虫など)が入り込むことによって始まります。
貝は異物の侵入に反応して、これを滑らかな結晶構造を持つ真珠層という物質で包み込み、異物の外側に膜を作って貝の内側の組織(外套膜)を保護しようとします。
真珠質を分泌し続け、長い時間をかけて真珠は作り出されてるのです。
天然の貝が真珠を身ごもる確率はきわめて低く、1000個のうち3個あるかないかの希少なものでした。

養殖真珠・成功の歴史

御木本
養殖の歴史は古く、13世紀にはすでに中国で行われていました。
天然の貝の中に偶然入った砂や小石などに分泌液が巻き付いて真珠ができることを発見し、仏像の形をした鉛の小片を貝に入れると、仏さまの姿をした真珠が出来上がりました。
これが仏像真珠と呼ばれる人類最古の養殖真珠です。
日本で養殖真珠が成功したのは明治時代。
御木本幸吉が養殖技術を確立し、現在では世界の真珠生産のトップに日本が立っています。

楊貴妃も愛した美用品

楊貴妃
真珠には神秘的な治癒力があるとも言われています。
ローマ時代には、衣服や家具の装飾品として用いられたほか、女性が真珠を身につけて眠ると甘美な夢が見られると信じられていました。
古代エジプトと中国では、真珠末を美容品として愛用していたと伝えられています。
かの有名な楊貴妃も真珠を粉末にして常用していたそうです。
日本でも真珠末は、薬として使用されてきた歴史があります。
九州地方では民間療法として、素肌が綺麗で病気にかかり難く、健康に育つようにと、生まれたばかりの赤ちゃんに母乳を与える前に真珠末をなめさせる習慣があったそうです。
真珠の主な成分が炭酸カルシウムであることからも、医療品として常用されていたことはうなずけます。

ダイヤモンドより高価な真珠?

真珠は他の宝石と違い、磨いたりカットしたりしなくても、そのままの姿で美しさを発揮する宝石です。
そのため研摩技術の発達していなかった古代では真珠のほうがダイアモンドやルビー、サファイアよりも高価でした。
中国の書経や旧約聖書、古事記など多くの文献に登場し、紀元前から多くの人々の関心を集めていました。
最古の天然真珠は日本の福井県の約5500年前の縄文時代の遺跡から発見されています。 

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